株式会社設立にあたって決めなければならない発行可能株式総数についてご説明いたします。
発行可能株式総数とは
会社がどれだけの株式を発行できるのかという、株式数の上限を「発行可能部式総数」といいます。
一般的には999株のような端数ではなく、切りの良い1,000株にします。
発行済株式数の4倍から10倍ぐらいが多いようです。
発行可能株式総数の上限
・非公開会社(株式譲渡制限会社)は、発行可能株式総数の上限はございません。
総数を1,000、10,000・・・といくらでも設定可能です。
・公開会社は、発行可能株式総数が発行済株式総数の4倍を超えることはできません。
発行可能株式総数の変更
発行可能株式総数が少ないと、増資をして上限に達したときに定款を変更しなければなりません。
定款変更には登録免許税が必要になります。
発行可能株式総数を多くしておけば、増資しやすくなします。
発行済株式総数
「発行済株式総数」とは、発起人が出資額に応じて株式を割り当てたら、その合計数が設立当初発行する株数のことです。
1株1万円としたときの例
100万円=1万円×100株 |
資本金=1株の価額×設立当初発行する株式の数(発行済株式総数) |
出資者 | 持ち株数 | 出資金額 |
---|---|---|
Aさん |
40株 |
40万円 |
Bさん |
30株 |
30万円 |
Cさん |
30株 |
30万円 |
合計 | 100株 発行済株式総数 |
100万円 資本金 |